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名刺はデザインだけじゃない!用紙や印刷方法にもこだわってほしい

コロナ禍の影響で、対面で人と会う機会が減少し、名刺交換をする機会が減少しました。「営業活動に困難が生じている」との声が聞かれる一方で、「名刺がなくても良い」「オンライン名刺を活用している」という声もあるようですが、「マスク解禁」が検討されていることもあり、紙による名刺交換の文化は、まだまだ続きそうな気がします。

ところで、皆さんはもらった紙の名刺をどのような方法で保管していますか?
「名刺管理アプリ(もらった名刺をスキャンしてデータ化できるツール)」も多数提供されていますが、私は未だに名刺ホルダーに保管している、IT業界のアナログ人間です。
古いスマホの容量、カメラで撮影するのが手間、コスト(有償版でないとセキュリティが甘い)を気にしてしまいます。

ちょっと手が空いた時間に、名刺ホルダーに納まらなくなってしまった名刺を整理することにしました。
数冊ある名刺ホルダーは全て同じ種類で揃えて保管していたのですが、同じ物が店舗で販売されなくなってしまったため、名刺ホルダーから名刺ボックスに移すことにしました。
1枚ずつ名刺を見ながら「この人どうしているかな?」「この名刺のデザイン素敵」などと思いながら作業を進めました。

ところが、名刺ホルダーから名刺を取り出す際、ビニール性のポケットに名刺がくっついて取れない!これは、インク移りのせいです。
結局、ポケットを破いて名刺を取り出しました。引きはがす時に破けてしまった名刺もありました。
全て名刺を取り出したホルダーは、とても再利用できない状態となり破棄しました。

好印象を与える名刺は「デザイン重視」もありますが、名刺を印刷する用紙にも、印刷方法にもこだわってほしいと思います。

1.名刺用紙の材質

代表的なものは「上質紙」「光沢紙」「マット紙」ですが、それぞれ仕上がりや価格が異なります。写真を入れている、またはカラフルなデザインの場合は光沢紙にするのがお薦めです。
最近は、和紙や凹凸があり手触りが違うおしゃれな用紙もあります。
また、一般的な名刺用紙の厚さは斤量180kgです。薄すぎると耐久性がなく、厚すぎるとかさばるので適度な厚さにしてください。
しかし、以前もらった、ヒノキやプラスチックの名刺にも少し憧れます。

2.印刷方法

インクジェットで印刷したものは、インク移り(裏写り)が起きやすいようです。印刷後の乾燥が不十分なのが原因なようですが、名刺をもらった時は完全に乾いているはずです。ビニール素材に保管している事も原因だと思いますが、背景色をつけている名刺デザインの場合は注意が必要です。
名刺に限らず、A4サイズの印刷用紙をクリアーファイルやクリアーホルダーに保管している方もいらっしゃると思います。帳票の種類によっては保管期間が定められていますが、いざ、分別して破棄する時に用紙がくっついてしまい苦労する可能性もあります。
長期間保存する、大切な印刷物は、レーザープリンタで印刷するか、プロの印刷屋さんに頼んだ方が良いかもしれません。

3.オリジナル名刺

無料のデザインテンプレートで簡単に名刺作成ができるサービスもありますが、好みが似ている人とかぶってしまう可能性があります。独自のデザインで作成した方が、名刺交換の時に印象に残ってもらえるかもしれません。

当方の名刺は開業当時から自分で「エレコム らくちんプリント」を利用して作成し、レーザープリンターで印刷しています。
マイクロミシンタイプで切り離すのが楽なのですが、フチのギザギザを手で撫でる方が気になり始め、プリンターの調子も悪くなってきたので、そろそろ「Adobe Illustrator」で作り直して、ネットプリントに注文しようかと思っています。