お問い合わせフォームへの迷惑メールが急増(その後)
前回のコラムで紹介させていただいた「お問い合わせフォームへの迷惑メールが急増」のその後についてお話させていただきます。
なんと、ホームページのお問い合わせページのパーマリンクを「contact」から別の値に変更した日から、迷惑メールがピタリと届かなくなりました。
「ホームページのドメイン+contact」でアタックされていることは明らかです。
しかし、お問い合わせフォームから送信された時に、送信者へ「自動返信」を設定している方は気をつけてください。
1.自動返信のメール本文にメールアドレスを記載しない
ビジネスメールでは、文面の最後に会社名・氏名・住所・電話番号・メールアドレスなどを「署名」として記載していると思いますが、自動返信メールに「メールアドレス」を記載してはいけません。
お問い合わせフォーム送信時にはわからなかったメールアドレスを送信者に教えてしまうことになります。
2.自動返信メールの送信元と返信先
自動返信メールの送信元と返信先に実在するメールアドレスを設定してしまうことも、送信者にメールアドレスを教えてしまうことになります。
自動返信メールの本文に「※このメールはシステムからの自動返信です。」と記載しても返信は可能で、新たなターゲットを増やしてしまうだけです。
自動返信メールの送信元と返信先は専用の「no-reply@ドメイン」というメールアドレスにしておくのも手です。
「no-reply@ドメイン」にしておくことで迷惑メール防止になりますが、自動返信したメールが問い合わせした人のメールボックスの「迷惑メールフォルダ」に入ってしまう可能性もあります。
一度、メールアドレスが悪意のある人々に漏れてしまうと、どうしようもありませんが、明らかにお問い合わせフォームから送信される迷惑メールである場合は、改善できる余地があります。迷惑メールが届く前に対策を講じてみてください。