COLUMN

お役立ち情報を
隔週でお届け

  1. HOME
  2. ブログ
  3. コラム
  4. お問い合わせフォームへの迷惑メールが急増

お問い合わせフォームへの迷惑メールが急増

ホームページを作成した際、迷惑(スパム)メールを防止する対策として、以下の2つは必須となります。

・メールアドレスを直接記載しない
メールアドレスを全角にする。@マークを(アット)にする。別の文字に置き換える。という手法もありましたが、自動で変換されてしまえば、メールアドレスは簡単に入手されてしまいます。ホームページにメールアドレスを記載するのはやめましょう。

・「Google reCAPTCHA」を設定する
bot(プログラムで大量のメールを配信するプログラム)攻撃を防御するためのサービスです。
ホームページのお問い合わせフォームに「Google reCAPTCHA」設定しましょう。「Google reCAPTCHA」は、「私はロボットではありません」という箇所にチェックを入れるか、画像認証の後、送信できる仕組みの「v2」と、それらのアクションを求めない「v3」があります。当方のホームページのお問い合わせフォームの「reCAPTCHA」はお客様が「煩わしい」と思わず、気軽にお問い合わせいただけるよう「v3」にしています。

ところが….
最近、お問い合わせフォームへの迷惑メールが急増しており、「迷惑メールフォルダに移動する(迷惑メールとして学習させる)」「ドメインをブラックリストに登録する」「迷惑メールフォルダ内の精査」という作業が日課となってしまいました。
ほとんどが海外からのメールで、中には「ウクライナへの支援依頼」というメールもあります。

まれに、迷惑メールではない正当なメールまで迷惑メールフォルダに分類されてしまうので、件名やメールアドレスで判別しながら精査するのも骨が折れます。
また、ドメインをランダムに変えてくるメール、Gmailも多く、入力されたメールアドレスが偽装されている可能性もあるため、ブラックリストにドメインを登録できずに困っています。

ホームページにメールアドレスを記載せず、「reCAPTCHA」を設置しても意味がなくなってきたのは、次のことが原因だと考えられます。

・「reCAPTCHA」を突破するbotがある
「技術は日々進化していますね。」と関心している場合ではありませんが、このbotを突破する方法を発見した研究者のおかげで、突破できない技術の開発に期待したいところです。

・お問い合わせフォームから代理で営業メールを送信するクラウドソーシングがある
お問い合わせフォームに指定された文面を入力して送信する業務を依頼しているクラウドソーシングがあります。新型コロナウイルスの影響で、対面での営業できないのはわからなくもないですが、受ける側としては迷惑メールだと感じてしまいます。営業メールの開封率は約20%、返答率は0.1%だという話もありますので、アウトソーシングせずに自社の営業マンに頑張っていただきたい気持ちになります。

・お問い合わせフォームのパーマリンク
お問い合わせフォームのパーマリンク(https://ドメイン/パーマリンク)を「contact」にしている方も多いかと思います。いろいろと調べていたところ、botが「ドメイン+contact」で問い合わせフォームを検索し、メールを送りつけている可能性もあるようです。先程、当方のお問い合わせフォームのパーマリンクを別の値に変更してみました。これで様子をみたいと思います。

お問い合わせフォームへの迷惑メール対策は即効性がある対策がないかもしれません。私は、しばらく迷惑メールフォルダと格闘します。
皆様は、くれぐれも不審なメールは開かないようご注意ください。

2022年5月16日 更新
その後の話は こちら