新規顧客獲得に効果がある広告媒体とは
最近、Web制作を行っているフリーランスの方や、都内のほぼ同業種の企業からの営業メールを良くちょうだいしています。うちもそうですが、新規顧客(仕事)を獲得するために必死で、試行錯誤しています。
そこで、今回は「新規顧客獲得に効果がある広告媒体」について、お話させていただきます。
1.メール
この手段が一番お金がかからず、手軽かもしれませんが、ある統計調査によると開封率は1%~20%だそうです。1%と20%で幅があるのは、到達率と書きっぷりが大きく関わっていると思います。
メールを大量に一斉配信すると、ブロックされてしまったり、迷惑メールフォルダに入ってしまったりする確率も高くなります。また「読んでみたい」と思わせる「件名」「本文」にする工夫も大切です。
2.新聞折込
配達地域を指定して宣伝でき、信頼性が高いというメリットがありますが、反響率は0.3%という説もあります。残念ながら新聞の購読率は年々減少し、現在は28.2%といわれています。
私は、新聞に載っているお客様のニュース(広告)やお悔み情報を知らないわけには行きませんので、毎朝新聞を読む日課は欠かせません。子供の学校から「新聞紙を持ってきてください」と言われた場合、新聞を購読されていないご家庭はどうされているのか気になってしまう、今日この頃です。
3.ポスティング
直接ポストに投函する手段なので新聞を購読していない方にも宣伝できるメリットがありますが、反響率は0.3%といわれています。
4.運用型広告
ホームページを制作したから集客できる。ECサイトを制作したから物が売れる。というわけではありません。ホームページやECサイトは、あくまでも知ってもらう為のもので、土台となるものです。
そこで、近年、注目されているのが「運用型広告」です。
運用型広告(うんようがたこうこく)とは、インターネットにおいて近年主流となっている広告で、「ネットユーザーの広告反応目標に達成するよう、リアルタイムに入札額やクリエイティブ、ターゲット等を変更・改善しながら運用し続けていく広告」のことである。Yahoo! JAPANやGoogleの検索連動型広告やディスプレイ広告、YouTube動画広告、Facebook広告、Twitter広告などがその主体であるが、広義にはDSPやアドネットワークも含まれる。2021年のインターネット広告媒体費のうち、約85%が運用型広告の比率となっている。
引用:Wikipedia
以前「起業・開業セミナー」を開催した時に、Facebook広告を実施したことがあります。宣伝するターゲットを所在地・年齢層・性別で絞ることができます。
しかし、このセミナーにご参加いただいた方にアンケートを実施したところ、「紙媒体のチラシ」「広報しおじり」を見て申し込んでいただいた方がほとんどでした。
もう、何の広告媒体が有効なのか、わからなくなりますよね。
どの広告媒体にするかは、共通して考えなければならないポイントがあるのです。
それは、ターゲットの地域・年齢層です。
そして、ターゲットに寄り添った書きっぷり(デザイン)だと思います。
新聞を購読しない若者に折り込みチラシ。
Facebook離れしている若者にFacebook広告。
パソコンやスマホを利用しないお年寄りにインターネット広告。
これでは意味がありません。
但し、広告を見た親が子供に、子供が親に紹介してくれるケースもあるでしょう。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という、ことわざもありますが、広告宣伝費を無駄にしないように、まずはターゲットを絞り、どの広告媒体にするか検討してみてはいかがでしょうか?
そしてまた、分析と改善を繰り返して行くことが大切です。