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検索結果の上位に表示させるために必要なSEO対策

前回のコラム「失敗しないWebサイト構築のために!事前に検討してほしいこと」でお話させていただいたように、ホームページを作成しただけでは検索結果の上位に表示されません。
上位表示させるためには「SEO対策」が必要です。

この対策を行っても、効果が出るまで数ヶ月かかる場合がありますが、Webサイトを最初から作り直す必要はありません。
今からできるSEO対策のポイントをご紹介します。

1.SEO対策とは

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。検索エンジンは、インターネット上にあるWebページや画像などの情報を検索するシステムで、クローラー(インターネット上を巡回するロボット)を使って、インターネット上の情報を収集し、クローラーが収集した情報を解析・分類してデータベースに登録し、登録された情報をランク付けします。
「SEO対策とは」を簡単にいうと、自社(自分)のWebサイトをロボットが巡回・情報収集してくれて、データベースに登録してもらい、上位にランク付けしてもらうための対策です。
「検索エンジン」は世界中にあり、GoogleやYahoo、Bingが代表的です。日本では、インターネットで何か調べものをする時に「ググって!」というくらい、Googleの利用者数が一番多いので、GoogleにSEO対策するコツを抑えておけば良いでしょう。

2.メータキーワードは効果がない

メタキーワードとはホームページを作成する時に使う専門の言語「HTML」タグの一つで検索キーワードを記述するものです。

例:<meta name=”keywords” content=”長野県,信州,ホームページ制作”>

昔のGoogle検索エンジンは、このメタキーワードを利用していたのですが、メタキーワードとホームページ上の情報が相違していないものが横行したため、このタグを判断基準とせず、Webサイト内の情報を重要視するようになったようです。メタキーワードはSEO対策に効果がありませんが、もし、記述していても削除する必要はありません。

3.Googleの無償ツールを活用しよう

検索エンジンを最適化するために、まずはGoogleで提供している無償のツールを活用し、状況の把握や解析を行いましょう。

(1)Google Search Console

Googleのクローラーが自社(自分)のWebサイトを巡回してくれるように申請し、きちんと巡回してくれているか、Googleがどのように評価しているかチェックすることができます。また、Googleの検索結果に自社のWebサイトがどのくらい表示されたか、検索結果画面からどのくらいクリックされたか、何の検索キーワードで表示されているのか確認することが可能です。

(2)Google Analytics

Webサイトへの訪問者数、訪問者はどこから来たのか、訪問した時間帯、デバイス(パソコン/モバイル)での使用率を確認することが可能です。また、訪問したページのアクセス数、直帰率、ユーザー維持率まで把握できます。

  • 直帰率:Webサイトで最初に表示されたページだけ見て離れてしまった割合
  • ユーザー維持率:Webサイトに再訪問した割合=ユーザーの定着率


まずは、自社のWebサイトがこのツールを使用しているのか確認してみてください。「これから設定したいけど、どうやるのかわからない」という方は、当方までお気軽にご相談ください。

4.SEO対策に最も大切なこと

Googleのツールを使い検索結果に表示されるようになってもWebサイトへの訪問者がいない、検索結果から開いたWebページをチラッと見て、すぐに離れてしまうようでは「SEO対策の効果があった」とは言えないかもしれません。

「SEO対策」は1冊の書籍になっているくらい多種多様、Webサイトを見ても諸説紛紛で、すぐに簡単にできない手法もありますが、私が思う最も大切なポイントをいくつかご紹介します。

(1)ページの階層を深くしない

クローラー(ロボット)はWebページの階層が深くなると、たどり着けない場合があります。重要なページは一番上の階層に配置するか、一番上の階層に深い階層にあるWebページのリンクを設定しておきましょう。

(2)更新しないまま放置しない

検索エンジンは新しい情報を評価し、更新されていないWebサイトは評価しない、という説があります。更新するのは、お知らせ・ブログ(記事)で良いのです。「お知らせすることがない」のであれば、事業に関するお役立ち情報やスタッフの日記でも十分です。検索エンジンの評価と、Webサイトに訪問したお客様の信頼度もアップすると思います。

(3)興味をひくタイトルと高品質な情報

同じ材料で作り、同じ価格のチョコレートだった場合、次のどちらを買ってみたいと思いますか?

『高級チョコレート』

『宝石のように輝く高級チョコレート』

きっと、後者ではないでしょうか?「買ってみたい」と思うのと同じように、「読んでみたい」と思わせるタイトルをつけることが重要です。また、先に「GoogleはWebサイト内の情報を重要視するようになった」と述べたように、充実した内容を記載することが大切です。難しい文章を並べただけでは見づらくなるので、写真やイラストなどを上手く配置してみてください。

「検索キーワードをタイトルに含める」という説もありますが、キーワードを詰め込み過ぎるのは逆効果です。また、タイトルの文字数は、スマホでも表示される28文字~30文字が適切だといわれています。

5.まとめ

SEO対策は様々な技術がありますが、Googleは「訪問者にとって快適な環境と情報」と唱えています。これをきっかけに、自社(自分)のWebサイトを見直してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、冒頭にご紹介した「クローラー(ロボット)」を使って、インターネット上のメールアドレスを収集し、迷惑メールを配信する業社もいます。Webサイト上にメールアドレスを記載するのは、絶対にやめてください。