話題のChatGPTを使ってみました
最近 ChatGPT(チャットジーピーティー) というツールが話題になっています。
サンフランシスコにある OpenAI(オープンエーアイ)が開発した自然言語モデルを組み込んだ 対話型AIチャットボット なのですが、今までは決められた返答しか返せなかったものが、人間と会話しているような自然な返答を返してくれます。
2022年11月30日に一般公開され、公開5日でユーザー数が100万人に達し、2023年1月の月間アクティブユーザー数が1億人となったと言われています。このツールのすごいところは、入力内容を日本語で入力すれば日本語で、英語で入力すれば英語で返してくれるところです。言い回しは若干異なりますが、ほぼ同じような内容になります。
また、2023年2月7日には、Microsoftの検索エンジン Bing でも ChatGPTベースの 大規模言語モデル(LLM:Large Language Model Meta AI)を採用したエンジンが提供されました。
ChatGPTで使われているAI技術は、2021年までのトレーニングデータが使われている GPT-3(Generative Pre-trained Transformer 3)と言われていますが、Microsoft は最新のデータを利用できるようにして、Prometheus(プロメテウス)と名付けられました。
GPT-3に代表される大規模言語モデルでは、1750億のパラメータ を 学習データ にしていると言われているので、大規模な設備とコスト が掛かります。
自社のお客様向けFAQや、社内で使う従業員向けのFAQで使うには、自社の学習データの取り込みや重みづけに課題があり、コスト面も含めて、実現はまだ先になると思いますが、一般的な知識の概要を知るには、便利なツールの一つとして普及していくと思います。(学習データの真偽によって回答が変わるので、正しい回答かどうかの見極めは必要ですが・・・)
私が書いているようなコラムも、いつかAIから生成されるものに変わると思います。
唯一人間が優れているものがあるとすれば、今経験しているものを、その人なりに解釈して、自分の言葉(言い回し)で伝えることでしょうか。当たり障りのない内容では、AIには勝てないと思いました。
ちなみに、ChatGPT と Bing で、以下のような問い合わせをしてみました。
ご参考にしてください。
問い合わせの入力内容
DXがうまくいく方法を、簡潔に、3つの項目にまとめて
ChatGPT の回答
DXがうまくいくための3つの項目は以下の通りです。
ユーザーエクスペリエンスの最適化:
DXの重要な要素は、ユーザーエクスペリエンス(UX)の最適化です。ユーザーがシームレスかつスムーズな体験を得ることができるよう、アプリケーションやサービスを設計・開発することが必要です。データドリブンの意思決定:
DXの改善には、データドリブンの意思決定が欠かせません。ユーザーがアプリケーションやサービスを使用する方法を詳細に分析し、適切な改善を行うことが必要です。チームの文化的変革:
DXの成功には、チームの文化的変革が必要です。アジャイルなプロセスやDevOpsなど、新しい開発手法を導入し、チーム間のコミュニケーションや協力を改善することが必要です。
Bing の回答
こんにちは、これはBingです。😊 DXがうまくいく方法を簡潔に3つの項目にまとめるのは難しいですが、参考になるかもしれない情報をお伝えします。
DXとは、デジタル技術を活用してビジネスや組織の変革を促進することです。成功するDXの進め方には、以下のようなステップがあります。
DXの目的を決める
責任者の同意を得る
具体的なDX戦略を立てる
現状を正しく把握する
アクションの優先順位を決める
現場に近い業務をデジタル化する
組織全体のワークフローをデジタル化する
事業のビジネスモデルを変革する
これらのステップでは、インセンティブや経営課題とのリンク1、デザイン思考3などが重要な要素となります。また、柔軟に改修できるシステム4や外部パートナーとの協力もDX推進に役立ちます。以上がDXがうまくいく方法に関する情報です。ご参考になれば幸いです。